春の雄国沼トレッキングは花がいっぱいです。桧原湖雄子沢口から雄国沼に向かうと谷あいの緑に包まれたトレッキングコースにはマイズルソウやエンレイソウ、色のない花ギンリョウソウなどがたくさん咲いています。
谷あいの深い森を抜けると外輪山に囲まれたカルデラ湖の雄国沼に到着です。連なる山々にはレンゲツツジやタニウツギが賑やかに咲いています。そして、雄国沼自然観察歩道に出るとコバイケイソウやヒオウギアヤメが目に入ってきます。
でも、雄国沼といえばやっぱりニッコウキスゲです。
いちめんのニッコウキスゲが折り重なるように咲いています。季節は通年であれば6月下旬ごろから7月上旬です。見頃は7月初旬です。広さでは尾瀬沼にかないませんが密生度では雄国沼のほうが見事だそうです。
ところでニッコウキスゲに目を奪われ足元の花を忘れがちになります。かわいらしいトキソウやサワランもたくさん咲いています。ホロムイイチゴは雄国沼が南限になるそうです。
デコ平湿原の春は雪解けとともに水芭蕉の開花から始まります。そして6月にはいる頃にはリュウキンカやマイヅルソウなど花を付け始めます。
なんといってもデコ平湿原の魅力はコバイケイソウやワタスゲの群生です。例年ですと五月の中旬ごろから見頃をむかえます。
グランデコパノラマゴンドラに乗って標高1300mの湿原へ空中散歩、普段は下から目をこらしてみいているトチノキやホウノキの花などの木の花を上から眺められるのも見ものです。
デコ平湿原に行くには、グランデコスノーリゾートのパノラマゴンドラを利用するのが便利です。また、ゴンドラからの景観も素敵です。秋には紅葉を楽しむお客さんでにぎわいます。オフシーズンは運行日に注意してください。点検等で運休の日があります。
日本名水百選「百貫清水」(環境省)
デコ平湿原からさらに歩くと磐梯山の見晴しの良いところを経由して百貫清水へ向かいます。百貫清水の湧水は日本名水百選に選ばれる美味しい水です。昔、百貫と交換するほどの名水だったそうです(百貫をお金だとするととんでもない大金です)。実際にこの水でお茶を入れるととてつもなく美味しいです。湧水といっても一般細菌など多少含まれていますので沸騰させるなどして滅菌して飲むことをおすすめします。
ブナの原生林を歩きへと下山していきます。途中、布滝に眺めて桧原湖早稲沢口へ下山することもできます。
裏磐梯のハイキングコース「デコ平湿原・百貫清水をトレッキング」
天の川まで撮影する全天高感度ライブカメラで、美しい星空や空模様をご覧いただけます。
もっと大きな画像や気温など気象情報は専用のページをご覧ください。