夏の天体観測会

カレワラ天文台 夏の天体観測会。

きれいな夏の星空 カレワラと夏の星空

夏は天の川が一番きれいな季節です。流れ星もたくさん☆

裏磐梯は天の川がとてもきれいに見えます

夏に見られる天の川の様子
  夏は天の川が1番きれいな季節です。夏の夜空を見上げると、有名な夏の大三角を見つけることが出来ます。上の天の川の画像にもはっきりと三角形の様子がわかります。中心より右下に見えるのが、琴座のベガです。中心より左上の明るい星は鷲座のアルタイルです。ベガとアルタイルを結んで、右に三角形を作ると白鳥座のデネブを見つけることが出来ます。
 この夏の大三角から南へt川をたどっていくと(画像だと左に向かって)、盾座、蛇遣座をとおり、南の地平線に向かって川幅を広げていきます。そして、天の川が一番明るく川幅が広くなるのが射手座付近です。
  反対に大三角から北へ天の川をたどっていくと、カシオペア座、ペルセウス座へと川幅を縮めていきます。
 天の川は冬の夜空にもあるんですが、オリオン座や御者座のあたりで細く暗くなるので、とっても見えづらくなります。
 また、夏は流れ星も多い季節です。やぎ座流星群・みずがめ座流星群・ペルセウス座流星群・はくちょう座流星群などの4つの流星群が7~8月にやってきます。とくに有名なペルセウス座流星群の極大日にあたるお盆の頃を中心に夜空を賑わせます。流れ星に混ざってときより蛍も飛んできて楽しい夜空です。

カレワラ天文台 夏の天体観測会のみどころ

夏の星座を説明する星夜画像
(星空の画像を使って星座を紹介しています。)

ヘラクレス座のM13球状星団

ヘラクレス座のM13球状星団
 一番上の画像はヘラクレス座の球状星団M13です。北半球で見ることの出きる天体の中で、ひときわ美しく迫力のある天体です。
 望遠鏡で覗くとぼんやりした丸い綿のように見えます。要領よく目のわきを使ってみると、画像のように星がたくさん集まっている様子が見えてきます。

こと座の惑星状星雲M57

こと座の惑星状星雲M57
丸くハッキリとしたリング状に見えます。丸い物体が星々の中にぽっかり浮かんでいる様子は、神秘的です。8月になるとちょうど頭のあたりにやってきます。

  裏磐梯の天頂付近は稀にない暗さです。梅雨明け10日と言われる条件の良い空で、望遠鏡の限界等級にチャレンジしたことがあります。
 M57付近を探索してみると、14.2等星はハッキリと見えました。14.7等星は想像力なのか?見えた気がしました。15,2等星はまったく見えませんでした。
 たぶん、このあたりが30cmの限界かと思います。タカハシ製望遠鏡の性能の良さだともいえますが、天頂付近は本当に暗い宇宙空間があります。

こぎつね座の惑星状星雲M27

こぎつね座の惑星状星雲M27
 これも惑星状星雲です。惑星状星雲というのは、超新星として爆発するのではなく、大きく膨張し赤色巨星が大きくなりすぎて外側から壊れてしまった星の残骸です。壊れた星のガスが散乱している様子がだそうです。星の核自体は収縮し白色矮星となって、エネルギーが尽きるまで光り続けるそうです。太陽くらいの大きさの星の最後の姿だそうです。

いて座の散光星雲M17

いて座の散光星雲M17
 この星雲は、上の2つと違い散光星雲です。宇宙空間のガスに近くの星が光をあてて、反射して光っていたり、光を発していたりするそうです。また、たくさん集まったガスやら塵やらから、星が生まれてくるそうです。有名なところでは、春や秋の観測会に登場する「すばる」やオリオン座の大星雲です。 そのほか
 お客様が少なく、時間に余裕があるときは盾座M11散開星団や射手座のM8干潟星雲・M22球状星団、空の条件の良いときは三裂星雲をご覧いただいています。

口径30cmでみるクレーターはド迫力!

口径30cmでみるクレーターはド迫力画像   季節に関わらないのですが月が出ているときには、クレーターをご覧いただけます。30cmのミューロン望遠鏡で見る月は、もの凄い迫力です。写真で見るクレーターとは比べ物になりません。こんなにちっちゃなクレーターまで見えるのかと感心します。特にお子さんは月の観望がお好きな様子です(大人は土星が人気です)。








春の天体観測会