夏の天体観測会

" カレワラ天文台『夏に天体観測』 "

 夏もまた見応えのある星座たちでいっぱいです。西の方からかんむり座やヘラクレス座、やがて頭上の天頂付近にやってくること座やはくちょう座、南にいて座やさそり座。どれも一度は耳にしたことのある有名な星座ばかりです。
 夏の天体観測会には、流れ星やホタルもやってきます。
 寒さを気にせず、ゆっくりと夜空を楽しめるのは夏ならではですね。

くみちゃん天体観測
天の川

 夏は天の川が美しい季節です。夏の大三角形に代表される「はくちょう座」や「こと座」や「わし座」、ちょうど頭上の天頂付近の天の川にあります。そして星々の川は南に向かって「たて座」そして「いて座」へと川幅を広げていきます。
 天の川は銀河系の広がりを内側から見た姿なんです。一番に川幅を広げるいて座付近が銀河系の中心ですね。
 その天の川にそって望遠鏡をのぞいていくと、様々な形をした星雲や星団をたくさんたのしむことができます。
 少しだけご紹介しましょう。

 右上の画像の天体はこぎつね座のアレイ状星雲M27です。アレイとは鉄アレイの形ですが、実際には砂時計と言った方がピンと来るかもしれません。
 下の画像の天体はいて座のオメガ星雲です。ω(オメガ)に見えますか? 私には湖に浮かんだ白鳥かかものようにみえます。
 その他にも、こと座の環状星雲、蟹のみたいな散開星団M11、私が日本で一番に美しいと心ひかれている球状星団のM13、などなど夏の天体観測は盛りだくさんです。
 またお盆の頃にはペルセウス座の流星群が活発に活動します。たくさんの流れ星を観察することが出来ます。

M27&M17
 夏の天体観測会はすずしい気温の中でおこなわれます。観測会終了ごろになるとちょっと寒いです。しかし、気温が低い日もあり軽い防寒着をお持ちになると便利です。8月20日以降はさらに寒くなってきます。
 ところで一番天体観測に良い季節はと聞かれることがあります。それは7月の後半の月が出ていない日です。ご予定がとれましたら、ぜひおすすめです。

夏の天体観測会」への1件のフィードバック

  1. 始めまして。8月14日から2週間の内3日間ほど、東京から磐梯、那須、会津方面に遊びに行きたいと思っていますが、宿の空き室状況はどんなもんでしょうか?大人3名車1台です。一部屋で結構です。
    天文趣味人なんで観望会もして頂くとうれしいんですが。
    但し25日くらいまで残念ながら月がかなり大きいのは承知の上です。

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