春の裏磐梯星空散歩っ。②

M104おとめ座のEOS Kissで撮ったM104ソンブレロ星雲です。星雲の言っても銀河系と同じく数百数千億個の星の集まりです。  距離は4000光年。もしもメールを送信するとソンブレロ星雲でメールを着信するまでに4000年もかかります。「こんにちは、元気でやっていますか?」「お久しぶり、こちらはみんな元気でやってます。」と言うような簡単な挨拶もメールの往復で約1億年かかってしまいます。1億年の昔に地球に戻ると、まだ恐竜が歩き回っています。インド大陸がユーラシア大陸に衝突した時代です。  メキシコの人がかぶる帽子に似ているのでソンブレロと呼ばれているのですが、実際に望遠鏡でのぞいてみると、真ん中が膨らんだ細長い白い光のすじに見えます。眼が慣れてくると細い光のすじに写真のような黒い裂け目が見えてきて、なんだか眼を細めた様子に見えてきます。  先に紹介したM51子持ち星雲と同じく春の天体観測会に欠かせない銀河です。

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