
<--焦点距離540mmの天体望遠鏡で撮影したM57
(クリックすると大きい画像でご覧いただけます。)
夏の天体観測の定番、琴座の惑星状星雲M57です。リング状星雲おか、環状星雲などと呼ばれています。カレワラではミニドーナッツ。
星が歳をとって大きな赤い赤色巨星になります。やがて寿命が尽きてしまうと、星は壊れて星の中のガスが外に出てきてしまいます。
星の中心に残った核の部分は白色矮星として光り続けて、その光で照らされたガスが輝いて見えるのが惑星状星雲です。
M57の中心に光る星は15等星でとても暗く、30cmの望遠鏡でも見ることがむつかしく、私もまだ見たことがありません。
子供の頃に6cmの望遠鏡でM57を探したときには、1時間半もかかりました。
3cmくらいの小さなファインダーでしたから、横浜の明るい空では周囲の星すらよく見えませんでした。
星と似て丸く低い倍率では区別がつきにくく見つけるのに一苦労でした。

30cmの望遠鏡で覗いてみると、はっきりとドーナッツ状のぼんやりした星雲が見えます。
<-この画像は天体写真用のデジタルカメラで取った様子です。望遠鏡を覗いたイメージは、こんな感じです。
関連