カレワラ天文台 春の天体観測会「プレセペ星団」

かに座 天体観測中は春の星座が見ごろです。 西側の空(玄関がある方向)には、誰もが知っている冬の星座オリオン座が輝いています。右隣(北側)の「V字」はおうし座の頭にあたります。さらに右側を見るとぼんやりした光の染みがプレアデス星団、有名な「すばる」です。透明度がよければ6つの星の集まりであることがわかります。 オリオン座の三ツ星を線で結んで左側(南)に伸ばしていくと、とても明るい星がありますが、全天で太陽の次に明るい恒星のシリウスです。そのシリウスとペテルギュウス(三ツ星の右上の明るい星)を結んでななめ右上に向かって三角形のできる場所に光っているのがこいぬ座のプロキオンです。この三角形が冬の大三角形です。 。プレセペ本題のかに座のプレセペ星団です。 オリオン座の上のほうに2つの明るい星が並んでいるのを見つけることができます。その二つの星はふたご座のカストルとポルックスです。さらに天頂付近より南側に「?マーク」裏返しにしたような星の配列を見つけます。ちょっとむつかしいですが、南側を向いて上のほうを見上げると見つけることができます。そこはしし座の首と前足の部分です。 12正座で言う、ふたご座(6月生まれ)としし座(8月生まれ)ですから、間にかに座(7月生まれ)がなくてはなりません。 かに座には明るい星がありません。明るくて4等星くらいで、慣れていないとなかなか見つけにくい星座です。けれども、しし座とふたご座の間あたりをぼんやり眺めていると星雲状のぼんやりした光の染みを見つけられます。このぼんやりがかに座の目印、プレセペ星団です。 画像で見るように、暗い四角形の真ん中にあります。暗い星の集まりなので、人間の目では一つ一つを分けてみる事ができないのでぼんやりと見えてしまいます。 意外と明るいもので、秋に東側を昇ってくるときには空にぼんやりしたものが浮かんでいるので、分かっていてもびっくりします。 画像は「かに座」付近を撮ったものです。 上は28mmの広角レンズ、下は135mmの中望遠で中心部分をトリミングしてあります。 ところで2~3年に1度の、昼間の金星観測会を行います。 4月17日頃から6月中旬までです。 観測会の時間は朝食が終わったあとの、AM9時ごろがら15分くらいです。 ただし、ゴールデンウィーク5月3日~5日の朝は、お客様のチェックアウトの仕事と重なってしまうために金星の観測会は行いません。

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