困りました! 切ってしまえば良い問題ではありません。 まして、国立公園内です。 木を切れば、大きく植生が変わってしまうし、根っこが土留めにもなっています。 ハイキングコースの周りの茂みを伐採すれば、土砂が直接沼に流れ込みます。 まだまだ、いっぱい考えなくてはならない問題があります。 倒れていたり、腐っていたりする木を除けるとか、葦の上に視線を持ってこれるように展望台を作るとか、 これから、考えなくてはなりません。
ハイキングコース
久しぶりにじっくりと散策をしてきました。
とは言っても、役員としてのお仕事です。
専門家の方々をお越しいただいて、ハイキングコースの景観の検討会が行われました。
そうそう、お客様からもよく言われることです。
「以前に来たときには、もっと素敵なところだったような思い出がある。」
やっぱり、以前とは変わってしまっています。
自然破壊ではありません。
国立公園ですし、一部は特別地域です。
限りなく手付かずです。
植生が変わってきてしまっているんです。
磐梯山が噴火をして126年になります。
30年前と比べると、裏磐梯の植生の歴史の1/4の時間がたってしまっています。
とくに問題になるのは、赤松の変化だと聞きました。
遠藤現夢が荒涼とした裏磐梯に赤松の植林をされました。
その赤松が衰退してくる時期がやってきているそうです。
植林から100年、赤松が生育するには土地が肥えすぎてしまっているそうです。
「昔はマツタケが取れたんだけどな。」
マツタケなど、松と共生していた菌類がとどまれなくなって来てしまいました。
そして、赤松がところどころで枯れて倒れてしまっているのです。
葦の群生も、自然の変化です。
どんどんと沼が小さくなっていきます。
また、葦によって沼が見えなくなってきています。
実際にところどころで赤松が倒れ、倒木で人災が起きることを防ぐために枯れた赤松が切り倒されています。
葦の群生で沼が見えません。
「ここからの景色は、日本でも有数なんだけれどもったいない。」
などと、ぼやいているとたまたま通りかかった遠足の子供たちが...
「沼っ見えないじゃん!」
困りました! 切ってしまえば良い問題ではありません。 まして、国立公園内です。 木を切れば、大きく植生が変わってしまうし、根っこが土留めにもなっています。 ハイキングコースの周りの茂みを伐採すれば、土砂が直接沼に流れ込みます。 まだまだ、いっぱい考えなくてはならない問題があります。 倒れていたり、腐っていたりする木を除けるとか、葦の上に視線を持ってこれるように展望台を作るとか、 これから、考えなくてはなりません。
困りました! 切ってしまえば良い問題ではありません。 まして、国立公園内です。 木を切れば、大きく植生が変わってしまうし、根っこが土留めにもなっています。 ハイキングコースの周りの茂みを伐採すれば、土砂が直接沼に流れ込みます。 まだまだ、いっぱい考えなくてはならない問題があります。 倒れていたり、腐っていたりする木を除けるとか、葦の上に視線を持ってこれるように展望台を作るとか、 これから、考えなくてはなりません。