ところでご存知ですか。
なぜ中秋(陰暦8月15日)が名月なのか?
ちょうど、見やすい位置に月があるからだと聞いたことがあります。
縁側に台を置いて、団子を積んである様子を思い浮かべますよね。
その上に満月が見えています。
ウサギなんかもいたりしますかね。
この月と団子とウサギの位置がうまく決まるのが中秋の名月の日なのだそうです。
つまり、冬の月は高度が高すぎるし、夏の月では低すぎます。
冬の月って創造してみてください。見上げる高さです。
では、夏はどうでしょう。うっかりすると隣の林に隠れてしまいそうなほど低いのです。
部屋の中で団子を食べながら、お月見をするには中秋がいちばん良い高さになるのです。
カレワラには、言葉では理解できても、うまく想像できないです。
太陽と月と地球が、頭の中でくるくると回るのですが...。
一年の間、太陽が星の中を通る道筋を黄道(おうどう)といいます。
(占いに出てくる12星座は、黄道にそって並んでいます。)
太陽が一年間かけて通る黄道を、月はほぼ一ヶ月で回っています。
新月は、ほぼ太陽の近くにいます。
たとえば、夏至の頃であればふたご座か、かに座のあたりです。
とても、高度が高くなります。
夏至の頃に満月だったとすると、月は黄道の180度反対側のさそり座か、射手座のあたりにあることになります。
夏休みの間にさそり座や射手座をご覧になったでしょうか?
南の空のとても低いところにありました。
その逆は、そのとおり逆です。
当時の頃は太陽はあまり高度が高くなりません。
昼間の時間も短くて、寒くなり始めます。
このころ、太陽はさそり座か、射手座あたりにあるのです。
その黄道にそって180度反対のふたご座か、かに座のあたりに満月は輝いているのです。
シュミレーションソフトで調べてみました。
実際には夏至に近い満月は射手座に、冬至に近い満月は牡牛座にありました。
こんなに違います。
冬至に近い満月、高度は76度あります。
夏至に近い満月、高度は30度です。
そして中秋の名月9月22日の月です。高度は52.5度です。
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