富山市立科学博物館

朝食を食べて早々に出発です(氷見の民宿のチェックアウトは~9:00です)。
*広間を貸切です。贅沢なんだか、さびいしかも。
*朝獲れ石鯛の味噌汁
*昨夜、残ってしまった鰤を昆布で〆ておいてくださいました。
8時半に出発! 10時からの上映に間に合わせたいのです。11時15分からの上映は「ケロロ軍曹-星空をとりもどせ!」です。

富山市立科学博物館が科学好きの私を育てた!

富山市立科学博物館の化石の展示

プラネタリウム

10月にいらっしゃったお客様のお勧め科学館。
「富山市立科学博物館が科学好きの私を育てた!(お母さん)」とおっしゃっていました。
ちなみに天文好きのカレワラを育てたのは、川崎市立青少年科学館です。
ぜひいきたい!と思うわけです
ただし上映スケジュールを見ると番組プログラムの上映のようでした。
当時と今とでは、プラネタリウムの状況が変わってきています。
カレワラのいう番組上映とは、あらかじめ番組制作会社がプログラムしたものを放映すると言うものです。
つまり、プラネタリウムのお兄さんが矢印ライトを持って説明に出てこないのです。
やっぱり物足りないですよね。
「バイオレント・ユニバース~牙をむく宇宙~」
プラネタリウムでナショナルジオグラフィックを見ているような感じでした。
ところで見てください。
プラネタリウムの丸い玉がないんです
プラネタリウム事情に詳しくないカレワラは学芸員の方に質問してみました。
「数年前にプロジェクターに変わったんです。」

プロジェクタ式プラネタリウム

かつてのプラネタリウムは投影板というものがあって、星の位置にあわせて穴が開いてます。
内側から光を当てて、星の穴から出てきた光で星空を投影していました。
「プロジェクターですかぁ。」と感心するカレワラです。
プロジェクター式(正式名称は分かりません)とはカレワラのスライドショーと同じです。
夜空をシュミレーション出来るプログラムを使って、プロジェクターでドームに星空を投影するものです。
もちろん、カレワラが壁に映すのとは違いますから、HDを超える高解像度のプロジェクターと特殊なレンズを使います。
「北と南、二つのプロジェクターを使っています」
実際に何が違うかと言えば、星の美しさが違います。
やっぱり、高解像度といっても大きなドームに投影します。
プロジェクターは星像がぼんやりしています。
では、ダメかと言うとまた別の話です。
最近のカレワラのスライドショーのおまけで10万年後の夜空にいっちゃたりします。
やろうと思えば、こと座のベガやらプレアデス星団など、任意の場所に恒星間旅行も楽しめます。
(どちらも星の並び方が変わっていきます)
恒星間旅行は星の並びが変わるとは、景色が変わっていくのと同じです。
また、星は宇宙で止まっているわけではなく、それぞれに動いています(固有運動)ので10万年後にになると見た目の位置が変わっていきます。
投影板に穴を開けてあるわけでは有りませんので、好きに星を動かせるわけです。
さらに星空といっしょに色々なものを投影できます。
たとえば、土星の表面から見た輪っか、目の前を通り過ぎる彗星、恒星間旅行をするならコックピットだって投影できます。
そうそう、ピカチュウやケロロ軍曹だって出演できる。
もうひとつプロジェクター式の良いところを想像しました。
あくまで想像です。
投影機器が安価で済むのではないでしょうか。
メンテナンスもあの巨大で機械部分を多く含んだ投影板式よりもかなり抑えられそうです。
番組プログラムを投影すればスタッフも少なくてすむ。
(近代的な投影板式のプラネタリウムには番組プログラムがありました)
プロジェクターでプラネタリウムが出来ると聞いて、どんどん妄想が膨らんでいくカレワラ。
「じゃぁなんでもありですね(上述)」と声が弾んでおります。
「なかなか、そうもいかなくて...」
人手不足だそうです。
富山市にはすごいものがあるんです。
1mの反射鏡の眼視用天体望遠鏡です。
学芸員の方はプラネタリウムに一人、天文台に二人
郡山市ふれあい科学館には、たぶん5人以上の方がいらっしゃいます。
青少年科学館にも5人ぐらいいたような気がします。
「でも、独自のプログラムも作っているんですよ」
RUIさんの『月のしずく』にあわせて星空の中、富山県の各地で撮影さてた月のスライドショーです。
風景が写しこまれた美しい月の映像です。
投影が終了しました。
ちょっと感動(そういえば黄泉がえりを映画館で見たことあります)
「この写真は公募されたんですか?」
「私が取りました。」
え~~~~、プラネタリウムのお仕事って大変です。
なにかと似ています。
好きじゃないと出来ない

越前松島水族館宇宙館(おまけ)

越前松島水族館宇宙館
宇宙館の看板に歴史が...
プラネタリウムスクリーン
東映ドームにスクリーンが...
プラネタリウムの操作パネル
懐かしいですねー

懐かしい雰囲気です。
3枚目の画像がプラネタリウムをコントロールする場所です。
丸いところに大きなツマミがついていてプラネタリウムを動かしていたんだと思います。
手前にオープンリールテープデッキなんてついています。
まんなかのぼんやりと明るい四角形はモニターではありません。
たぶん、メモを張っていたんだと思います。
プラネタリウム本体もはずされています。
いまはクジラの生態の番組を3Dで上映していました。
スタッフの方に聞いてみました。
「いつまでプラネタリウムがあったんですか?」
「私が来たときには無くなっていましたから」
ずいぶん前のようです。
プロジェクター式で投影すればと思いましたが近所にありました。
でも、すごい水族館ですよね~

展示室

展示室のマンモス
マンモスいました

科学館に入るとマンモスが出迎えてくれます。
1階は化石、地質や地層などの展示物でした。
石や地層の標本がたくさんあります。
カップルの彼氏さんが引き出しのようになっている標本棚を、あちこち引き出して目を輝かしています。
ときどき彼女さんに熱心に説明している。って、なんかいい感じです。

彼女さんもうなずきながら、熱心に聞き入っています。
その二人をティラノザウルスがうらやましげに見ています。
天文だと...

「ほらぁあれが夏の大三角、白鳥座はねぇ。。」なんて、カレワラが話し始めると、
ロマンチックな満天の星空ですし、わたしの下心が見え見えです。
地層標本と星空を比べてみました。

富山湾の寄り回り波と立山の強風体験装置

カレワラは化石や石よりも2階の展示室が面白いと思いました。
立山連峰や富山湾の自然や自然現象です。
へぇ~と感心したのは、突然の大波です。
風も無く、晴れた日に3~5mくらいの大波が次々と押し寄せてきます。
「寄り回り波」といって、なんと北海道からやってくるそうです。
「風速15mを体験」なんてありましたが、グランデコの第1クワッドをおりてフェンスの下をくぐったあたりの風もすごいです。
カレワラの庭もけっこう強い風に吹かれます。
まぁ15mは強風でした~

裏磐梯も負けてない(^^ゞ

スターダスト製造装置と偏西風

ボタンを押すとスターダストが見られます
ボタンをぽちっと!

それよりもスターダスト製造装置がありました。
裏磐梯でもスターダストはむつかしい。
もくもくと水蒸気が出てきます。
そして冷たい空気と撹拌されて、つぶつぶ白い結晶が表れます。
おもしろい!
もういちど

スターダスト発生装置
つぶつぶとスターダストが発生

これは富山県に限ったことではないのですが、1年間の偏西風の強さです。
「冬は星空が綺麗なのに、雪で天体望遠鏡が使えないのは残念ですね。」と言われます。
目で見た分には、強い風が吹いていて綺麗な空気がいっぱいです。
本当にきれいです。
チカチカと星が瞬く様子も冬ならではです。
このチカチカは偏西風の風で起きてます。
光が揺らいでいるのです。
夏はどうかというと、星はあまり瞬かず、じっとしています。
この偏西風の光の揺らぎまで望遠鏡は拡大してしまいぼんやりとしてしまいます。
見るものにもよりますが、望遠鏡は夏の星空の方がシャープできれいです。

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アンモナイトの化石が陸地にある理由(納得)

これは日本の形成のようなものでしょうか?
先日、友人のドガ君を連れて、いわき市のアンモナイトセンターに行ってきました。
「太平洋上のアンモナイトの化石が太平洋プレートに乗ってやってきて、この地層から発見される。」
えっ、太平洋プレートに乗ってやってきたら、そのまま地下にもぐっちゃうじゃん。
↑本当にそう思ってカレワラは不思議がっています。

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この図を見て納得!
「ハイハイハイハイ、そうだよね。あははっ。」
十分に納得しながら、自分にあきれています。
ということで、このパネルを撮ってきました。
ほかにも花や動植物の展示があり、ライチョウの剥製までありました。
裏磐梯との違いまで分かりませんが、こういうのを見てるとたのしいです。
科学館もおもしろい

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